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雨漏りはシロアリのもと!知られざる関係性とは

2019.11.22

シロアリ被害の拡大は、雨漏りが原因となることが非常に多いということをご存知でしょうか?
また私たちが雨漏りに気づいたとき、すでに手遅れの状態になっている可能性があることも。

雨漏りの被害というのは目に見える被害が発生するまでに時間がかかり、気づきにくいものです。
一方でシロアリは基本的に床下を棲み処とする生き物で湿気を好みます。
時間をかけて浸透した雨漏りが屋根だけに留まらず壁や柱などを伝って、シロアリの棲み処となる床下まで到達するとどうなってしまうのでしょうか。

今回は雨漏りとシロアリの関係性を中心に、被害が発生する原因から予防法に至るまでを解説します。

雨漏りするとシロアリがくるのはなぜか

雨漏りをするとシロアリ被害が発生するのは、シロアリがもともと木材を好み、さらに湿気の多い場所に生息する生き物だからです。
そのため雨漏りで湿った住宅が大好物。湿気が溜まると菌が繁殖し木材を腐らせてシロアリにとって絶好の棲み処となります。

シロアリの好物は木造住宅

住宅の構造には木造の他に、ツーバイフォーやプレハブ工法、コンクリートなどがあります。その中でもシロアリの発生しやすい住宅構造は木造の在来工法が断トツです。
国土交通省補助事業の発行したシロアリ被害実態調査報告書では、シロアリの発生した家はなんと90%が木造の在来工法でできた家でした。

雨漏りは木造住宅をさらに美味しくする

雨漏りすると木造の家は屋根や壁を伝って湿気を含みます。
もともと好物である木材に湿気がプラスされることで、シロアリにとって最適な環境になるのです。
その結果、すみ処を得たシロアリは爆発的に繁殖して増加します。

雨漏りするとシロアリ被害が広がる

住宅の中でシロアリ被害の発生件数が多い箇所は床下がもっとも多くなっています。
したがって、雨漏りが原因でシロアリがどこか外部からやってきたというよりも、もともと床下に潜んでいたシロアリが雨漏りによって増殖し、被害が家全体に広がっているのです。

つまり雨漏りが原因となってシロアリ被害が拡大しているということになります。
下記は日刊工業新聞が発表したシロアリの被害発生場所をまとめたものです。

出典:https://www.nikkan.co.jp/releases/view/18562

上記の一覧からも水廻りといった湿気の多い場所や、日当たりの比較的悪い場所で被害が発生していることがうかがえます。

雨漏りは一夜にしてならず

大抵の人が雨漏りに気づくときは、天井に地図のような模様が広がったり、水が滴ってきたりしたときではないでしょうか。
じつはそのような状態になるまでには、1年~2年程度の時間が必要です。
つまり、雨漏りの被害を目視したときは、すでに雨漏りの発生からしばらく経過した後ということになります。

天井から滴っている雨漏りは天井だけに留まらず、長い年月をかけて壁や柱をつたって床下まで到達していてもなんら不思議ではありません。
その後床下という普段見えない部分で増殖したシロアリは、徐々に家全体を侵食してくるのです。

シロアリの被害が進行すると

シロアリの被害が進行していくとどのような影響が住まいに出るのでしょうか。下記でその一例を紹介します。

  • 建物の耐久力が低下し倒壊する恐れがある
  • 不動産売買で不利に働き資産価値が減少する
  • 修繕費用が数百万円から一千万円程度と高額になる
実例
  • 屋根の雨漏り修理中にシロアリを発見。外壁を外してみたら柱が一本丸ごとなくなっていた
  • 窓枠から壁の下に浸水。内壁を剥がすと腐った柱にシロアリが巣を作っていた

ヤマトシロアリ

【特徴】

ヤマトシロアリは全シロアリ被害の 92.0%と圧倒的に多くの被害を発生させているシロアリです。北海道を含めた日本中に生息しており、日当たりが悪く高温多湿な環境を好みます。

【活動範囲】

キッチン、浴室、洗面所などの水廻り

イエシロアリ

【特徴】

イエシロアリは水を運ぶことのできるシロアリで、生活範囲が広いことが特徴です。神奈川の海岸地帯を中心に分布していますが、比較的地域が限定的なことから被害割合も低く、全体の約 7.7%に留まっています。

【活動範囲】

木材部分の全領域。コンクリートや発泡スチロールなどの被害もみられることがあり、危険性の高いシロアリです。

アメリカカンザイシロアリ

【特徴】

外来種のシロアリで、わずかな水分で活動できる生命力の高さが特徴です。全体の被害割合としては0.3%。一方でカンザイシロアリの被害はわかりづらく、表面化していない被害が発生している可能性もあります。

【活動範囲】

家全体にいる可能性がある。

雨漏り予防とシロアリ予防をする方法

ここまでで雨漏りとシロアリの関係性が深いことがおわかりいただけたのではないでしょうか。
シロアリ被害を最小限に抑えるためにも、雨漏りの被害を抑えることが大事なポイントとなります。

ここからは雨漏りとシロアリを寄せ付けない予防方法について解説していきます。

雨漏りの定期点検をしてもらう

屋根の雨漏りはズレや割れ、屋根材の変形など小さな劣化から始まります。
しかし普段から見回ることが難しい場所であり、そのうえズレや割れ、屋根材の変形、塗装の状態など小さな原因を見つけることは困難です。

雨漏りを未然に防ぐためには、定期的にプロの目でしっかり点検をしてもらい必要な修繕を早めにすることが大切です。

家の中の雨漏りや水漏れ箇所を修理する

雨漏りが家の中まで侵入した場合や水濡れが起きた場所は、すぐに業者に修繕依頼をしましょう。
屋内に水が侵入している状態は、壁の内部や天井裏などが水浸しになっている可能性が高く、放置しておくと木材が腐食してシロアリ被害が広がる原因になります。そのため一刻も早い修繕が必要です。

年に1回は床下の点検をする

シロアリの棲み処となる床下は、できれば年に1回の頻度で点検をすることをおすすめします。
その理由は定期的に点検をおこなうことで、シロアリが発生した場合でも被害を最小限に抑えることができるためです。

床下のシロアリ点検は自分で点検することも可能な場所ですが、一番確実なのはやはり業者に依頼することです。

日ごろから小まめに換気する

シロアリは湿気の多い場所を好んで生息します。
そのため床下や室内などの換気を小まめにして、湿気を逃がすことが効果的です。
通気口の前が物で塞がっているなど湿気を閉じ込めてしまう環境になっていないかチェックしましょう。

家回りを清潔に保つ

家の裏に木材やダンボールなど、シロアリのエサとなるようなものを放置していませんか?そのようなものはシロアリの好物ですので、放置しておくのは自らおびき寄せていることと一緒です。
不要な木材やダンボールなどを放置せず家回りは清潔に保つようにしましょう。

雨漏りはシロアリのもと!発見次第すぐに相談しよう

湿った木材はシロアリの大好物です。
その原因となる雨漏りが発生していないか定期的に点検をすることでシロアリの発生や増殖を未然に防ぐことになります。
それと同様にシロアリ点検をおこなえば、より確実にシロアリの被害を防ぐことができます。

もしもシロアリを発見した場合や室内に雨漏りしている場合には、被害が拡大している恐れがありますのですぐに業者に相談しましょう。

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